1.鍼だからこそ
鍼は真皮や筋肉へ直接到達します。そして真皮や筋肉そのものを新しく生まれ変わることを即し、新しい組織となった真皮や筋肉は紛れもなく患者様ご自身のものです。化粧品や薬品などはいずれ吸収されて代謝され、無くなってしまいます。皮膚の上からだけの施術にはなかなか筋肉の生まれ変わりまでの効果を期待するのは難しいです。よって鍼で得た効果はほかの美容法と比較して持続しやすいと言えます。
2.東洋医学で全身を診るから
顔の周囲だけに鍼をするだけでは、顔周囲だけへのアプローチとなります。もちろん、それだけでも鍼の効果はあります。例えば目の下のクマ。顔周囲への鍼だけでも、目の周りや、顔全体の局所的な血流は改善され、クマは薄くなったり、目立たなくなったりします。しかし、そもそもそのクマの原因って?
眼精疲労による目の周囲の血行不良なら目の周囲の鍼だけでも改善は期待できますが、例えば全身の血行不良や内臓の機能低下などからクマが出ている場合は原因が全身にあるのでお顔への鍼だけでは一時的な改善にはなりますが根本的な治療にまで結びつきにくく、繰り返し出ることが多いです。しかし、体全体を東洋医学で整えた場合は、原因となっている体質や、体調を根本から改善するので、効果を維持できる期間が長いのです。
3.養生でさらに効果を持続
前述のクマなどにも言えますが、もって生まれた体質などもありますが、その人のあらゆる生活習慣、生活環境、嗜好などによって、全身の体質、体調は左右されます。
ゆえに、治療院などで施術を受けて改善してきている場合も、日常の生活の中で体調を崩す原因となるような生活習慣や嗜好などを繰り返していては、また悪化するほうへ逆戻りしてしまうことになりかねません。
ですから、当院では自宅で気を付けて頂きたい項目や、食養生なども出来るだけお伝えしたいと思っています。