痛みについて
鍼灸師が一般的に用いる鍼にはいろいろな種類があり、太さもまちまちです。主に用いるものは0.10~0.30mmくらい。当院では美容鍼には髪の毛ほどの細い鍼(0.10~0.20mm)を使用しますので、痛みはほとんど感じません。
0.10mmってどんな細さでしょうか?蚊の針は0.05mm程度で、刺されたときは気づかず、後でかゆみが出てきて気が付きますよね。人間の髪の毛は0.10mm前後です。細い鍼を使う場合は、蚊の針や髪の毛とあまり変わらない細さということです。ゆえに痛みは感じにくいわけです。
実際施術後患者様にご感想を聞くと「全然大丈夫だった」「思ってたのより全然痛くない」とおっしゃっていただくことが多いです。
しかし、人によっては少しの痛みを感じる敏感な方もいらっしゃいます。また同じ患者様でも体調によって敏感になっている日もあります。
当院では患者様の反応を伺いながら刺激の量や、鍼の刺し方も変えてまいります。鍼が初めての方には一番細い鍼を使っていきますのでご安心ください。
内出血について
髪の毛ほどの細い鍼を使いますので、内出血のリスクは低いですが、絶対に内出血しないとは言い切れません。しかし、内出血は個々の代謝能力などにもよりますが1~3週間ほどで消え、痕には残りませんので、どうぞご安心ください。
また、内出血を起こすということは、東洋医学的に言えば、血の流れの滞っている状態(瘀血(おけつ)といいます)が外に出たと言えます。瘀血には老廃物が含まれているので、それが外へ出るのはむしろ良い傾向ともいえます。