乾燥肌は天然クリーム不足
何もしない状態だと肌はうるおいはどうやってキープしているのでしょうか?お肌の水分をキープしているのは皮脂膜と言われるものです。
皮脂膜とは皮膚の表面で汗腺から分泌される汗と皮脂腺から分泌される皮脂が程良く混ざったものであり、体表をたった0.0005mmの厚さとなり覆っています。
その役割は必要以上に肌の水分が蒸散しないようにする天然のクリームの役割です。
また、肌を外的要因から守るバリア機能の役割も果たしています。
ではなぜ肌は乾燥してしまうのでしょう?
①皮脂膜を形成する材料である、脂質や皮脂の分泌が減少する。
②肌の生まれ変わり(ターンオーバー)がうまくできていない。
③必要以上に清潔にしすぎたりすることで、せっかくの皮脂膜をこそげ取っている。
などなど
上記のような理由から天然クリームが不足して肌は乾燥してしまい、場合によっては肌荒れなどにもなりかねません。
ではどうして①~③のようなことが起きるのか?
①は加齢やホルモンバランスの崩れによる場合などがあります。
②もやはり加齢の場合もありますし、角質層(表皮の外側約0.2mm)に適切じゃない刺激を与えることなどが原因に考えられます。
③は洗顔のし過ぎ、洗顔の仕方が悪い、洗顔料が合わない、普段のケアでピーリングなど肌表面を剥がすようなケアをやりすぎているなどが原因になります。
適切な天然クリームを作りましょう
上記の通り、皮脂膜は天然クリームです。しかし、その材料となる皮脂や汗は分泌量がその時々、様々な要因で変わります。
適度に皮脂を分泌させることが理想です。
皮脂は不足しても困りますが、過剰になってもニキビやてかりの原因になってしまうからです。
ではどうしたらいいのでしょう?
まず、皮脂が過剰に出るのを避けるために、お肌をしっかり保湿することが大事です。
お肌が乾燥してくると、肌は自ら潤おうとして、皮脂の分泌を促進します。
しかし、水分と油分のバランスが整って初めて理想的な皮脂膜となるので、皮脂だけが過剰に出てしまっては肌荒れの原因になりかねません。
ですから、保湿が第一となります。
また、運動がおススメです。
皮脂を分泌させるホルモンを増やしてくれます。
新陳代謝も良くなるので、肌の老廃物も出ていきます。
そして、食事でしっかりと栄養を摂りましょう。
当然ですが栄養が不足すれば肌は乾燥してしまいます。
特に意識してとっていただきたいのは、ビタミンとミネラル、そして適度なコレステロール。
これらは代謝に係わる酵素や、皮脂の分泌に関係するホルモンを作る成分だったり、補酵素となるものです。
ぜひ意識して摂りましょう。
ただし、コレステロールだけは摂りすぎないように注意が必要です。
化粧品は合う・合わないが必ずあります。
合わない化粧品を使えばそれ自体が肌トラブルを招くことも。
しかし、自分の皮脂膜なら合わないことはないです。
刺激ゼロ・値段ゼロ
しかもうるおいだけでなくお肌を守ってもくれる。
上手に天然クリーム(皮脂膜)を作りましょう。