正しい日焼け止めの選び方
今年も春らしい期間は短く、早めに梅雨に入りました。
日差しもまだ夏ほどではないものの、強く感じる日もあります。
夏のイメージがある紫外線ですが、4月にはすでに強くなっており、特に強いのが6月から8月です。
日焼けした小麦色のお肌=健康のシンボル。こう思われたのも過去の話。
紫外線によるお肌(皮膚)や身体に対する悪影響が細胞、遺伝子レベルで近年分かってきました。
紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類ありますが、
現段階で最も気をつけなければいけないのはUV-Bです。
皮膚がん、白内障など紫外線による悪影響のほとんどの原因がBと言っても過言ではありません。
また有害性が弱いとはいえ浴びた時に活性酸素を発生させる力はUV-Bよりも強いと言われているのがUV-Aです。
真皮まで届き、お肌のハリ、弾力に大切な「コラーゲン・エラスチン線維」を切断させ、
シワ、たるみ(光老化)、シミの原因となり、美容面での悪影響が出てくるので注意が必要です。
そこで外出時、紫外線に対する対策が必要になってきます。
まずは帽子、サングラス、日傘の使用です。
それに加えて日焼け止めを塗ると良いですが、
その日焼け止めはどう選べばいいのでしょうか?
ここで日焼け止めの選び方を再確認したいと思います。
日焼け止めには必ず、「SPF20・PA+」などの表記があります。
この表記が日焼け止めを選ぶ際に重要になってきます。
SPFは数値が大きいほど比較的長時間紫外線を防いでくれます。
PAは+の数が多いほどUV-Aをより防いでくれます。
では数字が大きく+が多ければ多いほど良いかというとそういうわけでは
ありません。
強力な日焼け止めはその分お肌に負担がかかるものが多いです。
レジャーなのか、タウンユースなのか、数時間の外出なのか、丸一日外にいるのか・・・
などなど、
予定、用途を考え、それに合ったものを選ぶのがお肌にとっては大事です。
また、日焼け止めを落とす際にも注意が必要です。
日焼け止めの強さにあった落とし方をする必要があります。
ウォータープルーフなどで専用のクレンジングが必要なものの場合は
きちんとその専用のものなどを使ってしっかり落としましょう。
肌の上に日焼け止めが残ってしまったままでいると
今度は日焼け止めが肌荒れの原因になります。
レジャーシーズンです。
上手に日焼け止めを使用し、美肌を維持しながら楽しみたいものです。