女性のためのデトックス講座 ~痰湿(たんしつ)編④~
日進市エリアから多くのお客様にご来院いただいている
あいメディカル治療院の美容鍼担当、田中です。
前回のおさらいを少しすると、
体内の水分代謝が悪く、老廃物が溜まった状態を痰湿と言いましたね。
痰湿の改善には体内の水のめぐりの改善と老廃物を含んだ古い水の体外への排出が有効です。
そのポイントになるのが発汗でした。
前回は発汗と体内の水のめぐりを促すことに効く①運動について書きました。
今回は同様に発汗を促し、同時にめぐりを良くすることができるもう一つの方法②入浴について書いていきます。
◆水分代謝を改善するための入浴法のポイント◆
Point1. 半身浴
忙しい現代人の中にはお風呂はシャワーのみ派の方、結構いらっしゃいますね。
けれど代謝を良くすることを考えるとシャワーのみはお勧めできません。
浴槽にぜひ浸かっていただきたいです。
浴槽にはったお湯に浸かると2つの良い作用が期待できます。
一つは水圧を体にかけることで、末梢の静脈血やリンパ液を流しやすくすること。
二つ目はお湯によって温まることでやはり循環そのものが良くなることです。
循環が良くなれば当然水のめぐりや代謝もよくなります。
Point2で書きますがある程度の時間は入浴していただきたいので、半身浴がお勧めです。
心肺機能に負担をかけすぎずに入浴できます。
横隔膜の高さ(みぞおちの高さくらい)までお湯に浸かるのが良いかと思います。
Point2. 入浴時間はうっすら汗をかきだすまで!
発汗が改善のキーポイントになるので、発汗するまではぜひ浸かっていただきたいです。
個人差はありますが、一般的には20分程度といったとこでしょう。
ゆったり浸かってください。
Point3.水温は38℃~41℃
高すぎる温度も心肺機能に負担をかけます。
ゆったり浸かるためにも高すぎない、少しぬるめのお風呂に浸かっていただきたいです。
Point4.ついでに足裏からセルフマッサージ
「20分も浸かると手持ちぶさた!」って方はぜひめぐりの改善の効果をさらに上げるために
足裏から鼠径部(脚の付け根)にかけてのリンパマッサージをしてみてはいかがでしょうか?
足先から手でモミモミして、徐々に脚をあがっていきましょう。
マッサージのコツとしては
① マッサージの進行方向は必ず足先から鼠径部に向かって
② 筋肉をゴリゴリと押しながら動かすのではなく、
指で、時には手全体で、気持ち良い程度にぎゅーっと圧をかけるように押すこと。
1か所押したら一度圧を抜き、その上の部分へさすりあげ移動してまた押すを繰り返し、脚をあがっていきましょう。
③ ふくらはぎとひざ裏は要注意!ここを強く押しすぎると血栓がある場合危険なので、ほかの部分よりも優しく押してください。
足は手の指でモミモミ、足首から上の脚の部分は両手で包み込むようにして圧をかけながら押し上げるのが良いかと思います。
慣れてきたら、腕や耳の周りからデコルテなどもマッサージしてみるのもお勧めです!
今は入浴を楽しむグッズがいろいろありますよね。
入浴剤も様々な香りやタイプがありますし、入浴中に読書する人のためのブックスタンドなどもあります。
お風呂で使えるスマートフォンケースや、ポータブルテレビなどもあります。
どうしても手持ちぶさたの方はそういったものを利用するのもありだと思います。
ぜひ、お風呂をゆったり楽しむリラックスタイムに変えていただいて、楽しみながら痰湿をデトックスしてましょう!
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